最果てを背伸びして覗こう くらくらと立ち眩みがする中 夢から覚めた小さな手を探す ライアライア 旅の途中 何度目の君を 何も知らぬうちに道を騙し変えよう ライアライアふさぎ込んだ君の頭を撫でよう 何も意味などないだろうけど 雨を待つように俯く花びら太陽を探して 砂浜に埋葬されたヒトデの死骸みたいね 箱庭の牢獄 浮かぶ青白い顔は逆さまで笑う ライアライア 何も無いやこの世界には 力尽きた名もなき墓標に見覚えがあるよ 荒んだ胸の奥底突き刺さる白い音 揺れる君の瞳を見る 悲しみが終わる前に 君の愛を奪おう コップの縁に毒を塗るのなら もう少し味のするワインを用意してほしい 知らないうちに雲が窓を覆い震える瞼を押さえた ライアライア 世界なんてどうでも良いよ 君がいない世界なんて どうでも良いよ 今夜何もできない この命無駄にまた散りゆく グルグルと回る因果は割れたガラスの上で 沢山の光がぶつかり合うように 可哀そうに 林檎を持つ手は震えていた 分かっていたんだ最初から分かっていたんだ