霞猫

赤い瞳

2025-05-13

命の輝きに溺れそう
あなたはいつでも其処にいて
波の音 奇跡色に光って
戻れない道を照らす
つまらないもの全て
捨てて何処か遠くに行きたい
僕という 酷く歪な物

言葉の形にとらわれて
本当の心を見失う
鈴の音 不思議と寄り添うように
弱さも君の前なら出せる

その小さな手をつかんで走ろうとしても
嫌だろう きっと君には君の明日が来るから

抗えない 運命という名の命綱

手繰り寄せる温もりも
僕の手をすり抜けて
昨日よりもう少し終わりに近づいた
誰もいない世界で波に飲まれるなら
明日が少しでも君に優しくありますように