文踏み
たくさんの細かい糸が重なり合う
夢のような情緒
正しき悪魔の仕業で
悪巧みを軽はずみに行う
それが令和の新しい踏み外し方さ
アスファルト
ドローイング
バットマン
げに危うきかな
この世界はレイニー
あるまじきアルマジロ
どんどん貪欲になる私は
あなたの母になる
コメントを待ち焦がれ
情緒が安定性を失い
泥のような雨が降ることで
自分の邪悪さが紛れると
どこかほっとしたような顔をする
甘い誘惑の蜜は
コップの底にたまり
どんなイカした炭酸水を入れても
溶け出すことはない
それなのにあなたは
甘い味がすると自分を偽り
その目はまるで
腹を空かせた魚のような
濁り
光のない
悲しい宝石のようで
耳を伸ばしたトカゲのようなあなたは
その手に何も
手に入れることはできないのに
私はあなたがすべてを失うところを
スローモーションで眺めているような
気持ちになるのだ
夢は海賊になりたいと
唾を飛ばして言っていた
あなたの夢を叶えて差し上げたいが
船がない
海もない
陸地に囲まれたこの街で
あなたは何にもなれずに
ベッドの上で
小さく
萎んでいくのだ
命がだんだんとこぼれていく
その器には初めから穴が開いている
誰もそのことに抗うことはできない
小さい子供も老人も
同じだけこぼれているのだ
ただそれに目を向けているか
いないかだけの違いなのだ
太い足のような鉄筋が
支える高速道路
その上を
へらへらしながら歩いているのだ
それは生きているのか
知性があるのかも怪しく
ゾンビタバコから
タバコを抜いたようなゾンビが
お似合いである
草である
タイヤが激しく回転している
まるで戦国時代の妖怪に会ったようだ
ぐるぐると回転していくうちに
色が溶け出した
虎のバターのような
いやらしい気持ちを覚える
それがダクトを通して
下界から海に放流
放流をされる
まるで一番愚かですよ
と言っているかのようだ
ミントグリーンアスパラガス
とんでもない過ちだ
鼻がもげて
耳が削げる
命が三三七拍子をしている
嫌な奇数だ
嫌な奇数は耳に残るのだ