街角 目を逸らす 空が口を開け 垂れさがる 蜘蛛の糸 見えないままで 懺悔する 恋の歌 街にあふれ やきもちを 焼いている 化け物みたいに あがらう 「ここまでおいでよ」 優しい君の声 振りほどいて 嘘つき 届けよ 終わりの先 何もかも消えるなら俺が消えても同じ くたばりぞこない 睨むように 愛とか夢とか 反吐が出るぜ きらきら世界を生きている お前には死ぬまで分からないだろう どいつもこいつも 腐ってやがると 優越感に浸ってやがる ナイフのつもりで振り回す 下らない自分自身 腰まで浸かってるごみだめ 割れた鏡に映るたくさんの小さな世界 恋人は虚無 こどものように跳ねる 影はするりと離れ 草むらの中へ 白い真昼の光 何もかも飲みこんで