ベイベー息が詰まるよ 星空は語らない 饒舌な動く死体ばかり 正しいビジョンを振りかざす 殴るのに使うなら棒切れと同じさ 例えそれが価値のあるものでも ゼリーその中に浮かんだ果実の 無人島で見る月みたいな 儚いものすべてが好きさ 輪郭なんて曖昧なものさ ベイベー口数が増えた 気まぐれなレコードの針だ せいぜい気を付けるんだなと 捨て台詞を吐かれてみたい 誰もが皆嘘つきだって とっくに分かっているから 何一つ期待なんてしてないぜ ゼリー青い海を切り取ったような 透かした光は飲み込まれて 暗闇で迷子の手を引くような 真水に垂らした染みのような焦燥よ ゼンマイの騎士よ 誓いの剣を手放すなよ 人殺しの顔をしてる オオカミは幕間を喜ぶ 崩れた世界のひび割れた空 こぼれる向こう側 真空のような朝の白いモヤ 重りのような暑さに 座り込むあなたと私 ゼリー憂鬱な今日の予後のような 身動きが出来ない箱庭で 少しずつ芯が冷えていく 翡翠の虫か己の全ては