霞猫

戻らない日々

2025-05-18

あの頃は雪が降り水色のボンネット
少しずつ白くなり窓ガラス線を引く

ああ涙がこぼれて ゆっくりと恥じらえば
まだ君は知らない世界を呼び続け

泣かないで思いが溢れてしまうから
ひび割れた心が切なくて

ストロボが切り取った風景に迷い込む
似ているね僕たちは一秒も笑わない

ただ少しの温もり長続きさせたいだけ
毛布にくるまり星を見るように

新しい世界が僕を受け入れるなら
片道のメッセージ見えない明日に届けよう

どれ位疑えばあなたを信じられる
最悪が少しずつ近づいてくる
思い出の中君は僕を見ていた
さよなら大切な戻らない日々